『No.0』を初めて聴いたときはラストアルバムかと思うくらい衝撃的でした。
収録された13曲は、バラエティに富んでるという表現で良いのか?と思うほど振り幅が凄いんです。でも曲順通りに全部聴いて心地よいですね〜。
僕の好きな「カッコイイ」「怪しい」「美しい」「面白い」がメッチャ詰まってます。
ラストナンバーに相応しいと思う曲が3曲もありました。
珍しくメッセージ性の強い詞ですね、と思う『ゲルニカの夜』。
美しくて優しい音色に包まれて宙に舞いそうな『Moonさよならを教えて』。
実際のラストナンバー『胎内回帰』。
『ゲルニカの夜』は、普段なかなか歌詞を読み込まない僕が、最も早く歌詞を開いて読んだ曲です。
一方的な搾取も奪い合いも嫌ですよね。与え合って皆が満たされる世の中になって欲しいです。
『Moonさよならを教えて』は、夢見心地になる良い曲なんですが、場合によっては泣いてしまいます。
例えば、BUCK-TICKさんが引退するって想像はつかないですけど、ラストライブのラストナンバーでこの曲演られたら、ぼくは絶対泣きます。
『胎内回帰』は衝撃でした。人も星も宇宙も最後はこの曲で終わりを迎えるんじゃないかと思うくらい印象深いです。
そして、新しい生命(イノチ)がまた生まれるよね という安心感にも包まれます。
こんなに美しいのに、こんなに力強いなんて、、、
1曲めの『零式13型「愛」』は逆に生命(イノチ)の誕生を思わせてくれます。
この2曲が対になっていることで、バラエティに富みまくっている13曲が1つの作品として凄くうまく仕上がってます。
『BABEL』も入っているのに凄いですよね。
この曲は、夢を追いかける凄い前向きな、挑戦的な曲だと思ってるんですが、挑戦が凄すぎてまるで でかい欲の塊をぶつけ突き進むような、、、かなりヤバく、ダークに仕上げてるんですよね〜。好きです。カッコイイです。
『No.0』大好きなアルバムです。